英語版クイズをもとにAIで日本語で作成しました。出典は日本語版ウィキペディアにリンクしています。
統計学は、バラツキのあるデータから性質や規則性を見いだす学問。国家の人口や経済の調査を源流に、確率論と結びつきながら発展し、いまでは実証分析を伴うあらゆる科学に欠かせない存在になっている。 このクイズでは、「統計」という語の由来、正規分布や最小二乗法の登場、ゴルトンやフィッシャーら統計学者の業績、ベイズ統計学の復活、そして日本の人口調査の歴史までを幅広く出題する。
全30問の答えと解説。クイズで遊ぶ
Q 01日本の国勢調査は、原則としてどのくらいの頻度で行われる?
5年に1度
国や地方についてのデータの集計は公共事業として定期的に行われ、とくに人口統計の情報は国勢調査を通じて頻繁に更新される。
Q 021592年に人掃令を発令し、全国的な戸籍調査を行った人物は?
豊臣秀吉
朝鮮出兵に向けて兵力を把握するため、村ごとの家族構成などをまとめて提出させる法令であった。
Q 031834年創始の王立統計学会で最初の女性メンバーとなった人物は?
フローレンス・ナイチンゲール
疫学を理解し公衆衛生を実践するため、健康問題の統計的分析を切り拓いた。社会医学に統計学を応用した最初期の人物としても知られる。
Q 04標本から母集団を推測する統計学の分野を何という?
推計統計学
推測統計学とも呼ばれる。目の前のデータを、真の母集団からたまたま選ばれた標本だと考える点に特徴がある。
Q 05崇神天皇の時代に人口調査が行われたと記している歴史書は?
『日本書紀』
3世紀から4世紀にかけての出来事として記されている。その後、大化の改新の頃には全国的な戸籍調査が定期的に行われるようになった。
Q 06日本で第1回の国勢調査が実施されたのは西暦何年?
1920年
日露戦争や第一次世界大戦の影響で実施がかなり遅れた。根拠となる「国勢調査ニ関スル法律」は明治時代に制定されていた。
Q 07統計学者フランシス・ゴルトンは、どの科学者の従弟にあたる?
チャールズ・ダーウィン
進化論の発表を受け、ゴルトンは数量的な側面から生物進化の研究に着手した。この分野は当時、生物測定学と呼ばれた。
Q 081747年に船医ジェームズ・リンドが管理された実験で治療法を探った病気は?
壊血病
被験者の条件をそろえ、組にして系統誤差を減らす工夫をした。ただし現代の観点では、治療する被験者をランダムに割り当てる手順が欠けていた。
Q 091860年刊行の統計書『万国政表』を弟子とともに訳した人物は?
福澤諭吉
原書はオランダの統計表で、日本に初めて紹介された統計書といわれる。当時は「statistics」にあたる日本語がまだ存在しなかった。
Q 10班田収授法の頃から、全国的な戸籍調査はどの間隔で行われた?
6年ごと
この人口調査は体系的なもので、約360年間にわたって続いた。
Q 11フランシス・ゴルトンが発見したことで有名な統計的現象は?
平均への回帰
当初は生物学的な現象と思われていたが、一般の統計学的対象の解析でも重要であることが後に明らかになった。
Q 122017年度に日本初のデータサイエンス学部を新設した大学は?
滋賀大学
日本では統計学が各分野に分かれて組み込まれ、長く「統計学科」を置く大学がなかった。2023年度には一橋大学も関連の研究科・学部を新設している。
Q 13イギリスの統計家ウィリアム・ゴセットが用いたペンネームは?
Student
本名よりもこの名のほうが知られている。標本が小さく母標準偏差が未知の場合に有用な連続確率分布、t分布を導入した。
Q 14社会現象を理解するため「平均人」という概念を導入した統計学者は?
Q 21古代アテネ兵が数えたレンガの数で、最もありうる値とされた統計量は?
最頻値
漆喰の塗られていない区間のレンガを何人かの兵士が数回数えた。この値にレンガの高さを掛け、壁に架けるはしごの高さを決めたという。
Q 221911年に世界初の統計学科が創設された大学は?
ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン
創設したのはカール・ピアソン。仮説検定の理論やカイ二乗検定、主成分分析を確立した数学者である。
Q 23ゴルトンらが1901年に創刊した、世界初の数理統計学の学術雑誌は?
Biometrika
生物測定学を創始したウォルター・ウェルドンが共同で創刊に加わった。誌面は生物測定学も対象としている。
Q 24後に正規分布曲線と呼ばれる曲線を1733年に最初に研究した数学者は?
アドルフ・ケトレー
犯罪率、結婚率、自殺率といった複雑な現象が対象だった。「近代統計学の父」と呼ばれ、『人間について』や『社会物理学』を著している。
Q 15ガウスが1801年に位置を予測したことで名高い準惑星は?
ケレス
予測には、測定値の誤差を最小にする最小二乗法が使われた。計算の基となる観測はイタリアの僧侶ピアッツィによって行われている。
Q 16統計学が進歩した要因に挙げられる、1648年に結ばれた条約は?
ヴェストファーレン条約
条約後のヨーロッパ諸国の発展に加えて、統計学を強固な理論とした確率論の発展も大きな要因とされる。
Q 17政治算術を提唱し「統計学の父」とも呼ばれるイギリスの人物は?
ウィリアム・ペティ
17世紀に著された『政治算術』は、その後の社会統計学につながる流れの始まりとなった。政治算術そのものは18世紀に衰退している。
Q 18英国王立造幣局の「トライアル・オブ・ザ・ピクス」は何を検査する?
硬貨の純度
12世紀から定期的に実施されている検査で、その方法は統計学の標本調査の考え方に基づいている。
Q 191871年、「統計司」という機関が置かれた日本の省は?
大蔵省
この機関はのちに「統計寮」に改組された。この頃から「統計」という語が次第に広まっていった。
Q 20AICや数量化理論を生んだ、1944年設立の日本の国立研究機関は?
統計数理研究所
確率微分方程式の分野でも顕著な成果を生み出し、日本の統計学研究を牽引してきた。
アブラーム・ド・モアブル
公正なコインを投げたときに表が出る回数について研究する中で、この曲線を見出した。
Q 251749年に学問へ「Statistik」の名をつけたドイツの政治学者は?
ゴットフリート・アッヘンヴァル
著書『ヨーロッパ諸国国家学綱要』の中で、それまで「国情論」を意味するドイツ語で呼ばれていた学問に新しい名を与えた。
Q 26エゴン・ピアソンと共に第二種過誤や信頼区間の概念を導入した統計家は?
イェジ・ネイマン
2人の共同研究は1930年代に現代統計学の最後の波を生んだ。検出力(検定力)の概念もこのとき導入されている。
Q 27ヤコブ・ベルヌーイの死後、1713年に出版された確率の著書は?
『推測術』
ベルヌーイはこの著書で、確実に起こることを1で表し、確率を0から1の間の数で表すという考えを紹介した。
Q 28最小二乗法を1805年に発表した数学者は?
アドリアン=マリ・ルジャンドル
測定値の誤差を最小にするための手法で、1808年にロバート・アドレイン、1809年にガウスも独立に発表している。
Q 29「統計」という語を現在の意味で初めて使ったとされる洋学者は?
柳川春三
幕末から明治初年にかけて活動した人物で、明治2年(1869年)に編纂した冊子にこの語と用法が見られるという。
Q 301918年のメンデル遺伝に関する論文で初めて使われた統計用語は?
分散
論文を書いたのはロナルド・フィッシャー。翌1919年からはロザムステッド農業試験場で、長年記録されたデータ集の研究を始めた。